萬 鉄五郎

1885-1927

岩手県和賀郡生。早稲田中学卒。1906年渡米。白馬会研究所に学ぶ。1912年東美卒。卒業制作の《裸体美人》(重文)で注目を浴びる。ヒュウザン会の結成に参加。1917年二科展でキュビスムの「もたれて立つ人」を発表。1919年より茅ヶ崎に在住。1922年春陽会の創立に客員として参加、翌年より会員。1923年円鳥会を結成。大正期にいち早く後期印象派、フォーヴィズム、キュビズムを紹介し実践した。1984年岩手県東和町に萬鉄五郎記念美術館。

萬 鉄五郎 「茅ヶ崎風景」 鉛筆・水彩・紙 21*13p
『湘南の萬鉄五郎』(1991)平塚市美術館出品(図版64)