石川 欽一郎1871-1945静岡市生。逓信省東京電信学校で小代為重に油絵を学ぶ。大蔵省印刷局勤務の傍ら、水彩画を独習、明治美術会に出品。その後、浅井忠の指導を受ける。明治美術会解散後、川村清雄の巴会結成に参加。1905年に大下藤次郎の主宰する『みずゑ』に寄稿。1907年文展に入選。1913年日本水彩画会の創立に参加、また光風会にも出品し、晩年は日本水彩画会の長老格として世に知られた。1907-1916年と、1924-1932年の2期に渡って台湾で美術教育に携わり、同地の近代洋画の祖としても仰がれている。 |
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石川 欽一郎 「バラ」 水彩・紙 27*24p |