小川 千甕1882-1971本名は多三郎。1897年仏画や日本画を学ぶ傍ら、聖護院洋画研究所で浅井忠に師事。1904年関西美術会競技会で三等賞。1910年上京。挿絵などの仕事をする。13年渡欧。14年帰国後、二科展に油絵を出品。15年平福百穂らと珊瑚会を結成し、南画風の画風へと移行。21-24年院展日本画部に出品。まもなく日本南画院に出品し、42年大東南宗院委員となる。戦後は高島屋、松坂屋など個展で発表。和歌、俳句、書もよくした。 |
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小川千甕「洛西の町」1904年,42*39.5p,水彩・紙 |