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前田 寛治
前田 寛治「人物(滞欧作)」32*24㎝、鉛筆・紙
『前田寛治画集』(1931年)第一書房に図版所載。
解題・外山卯三郎「独立した前田の素描として、最も優れたものだろう。どことなくゴーギャンを思わせるところがある。オリエンタルなものであるが、カリテの表現とヴォリュームの捕へ方は、実に前田特有のメチエである。1929年作で1930年に出たセレクト社の「現代素描選集」に入れられたものである」(掲載書p22より)
前田 寛治 1896-1930
鳥取県東伯郡生。倉吉中学卒後、上京し白馬会研究所に学ぶ。1916年東美入学、藤島武二に学ぶ。1921年二科展、帝展に入選。22年渡仏、クールベに傾倒。福本和夫とも交流。25年帰国し、帝展で滞欧作が特選。倉吉で滞欧作展。26年里見勝蔵らと1930年協会を創立。前田写実研究所を開設し指導にもあたる。27年帝展で特選、無鑑査となる。29年1930年協会展に「棟梁の家族」など出品。帝展で「海」が帝国美術院賞。30年歿。『前田寛治作品集』(1996)美術出版社

