東京府北多摩郡生。中学校在学中、川端画学校に通う。1930年中央美術展入選。翌年東美に合格するが父の反対で入学取り消し。藤島武二に指導を受け、帝展に入選する。1935年渡仏を目的で出発するがハルピンに滞在。1940年帰国後、個展を開き、1941年独立展に出品し初入選。1943年独立賞。同年陸軍報道班員としてジャワに派遣される。1947年より独立展に出品、同会会員となる。1949年日大芸術学部講師。1956年1月選抜秀作展覧会に選抜出陳されるが、同月東中野駅で事故死。2003年いのは画廊にて「追憶の彼方から〜吉岡憲の画業展〜」。